サビってどんな状態?包丁のサビはどうやってお手入れする?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/15


普段、あまり気にせず使っている包丁ですが、よく見返した時にサビがついているのを発見して、お手入れ方法をさがしているという方もいるのではないでしょうか。包丁のサビは素材の特性上必ず発生するものですが、適切なお手入れで予防できます。この記事では、包丁のサビについて、特徴やお手入れ方法などを紹介します。

金属のサビってどんな状態なの?

金属は何もお手入れをしていないとサビが発生するものですが、サビがある状態が一番安定しています。どういうことかというと、金属は水と酸素を使って素材の成分と化学反応を起こすことで酸化皮膜(サビ)をつくり、サビで表面を覆うことで内部が酸化するのを防いでいるからです。

たとえば包丁を作る素材である鉄でいえば、空気中の水蒸気に溶け込んだ酸素が鉄と化学反応を起こすことで酸化鉄を作るのです。つまり、サビは放置すれば必ず発生しますが、水分がついたらこまめに拭き取ることと、空気中の水分が付きにくい環境で保管することで、予防が可能な現象でもあります。

包丁のサビはどうやって落とす?

では、すでについてしまったサビはどのように落としたらよいのでしょうか。長期間放置したひどいサビについては、包丁の専門店などにメンテナンスを依頼することになりますが、初期のサビであれば、自分でお手入れできます。

クレンザーを使う

まず一つ目の方法がクレンザーを使って落とす方法です。サビ部分にまんべんなくクレンザーを振りかけたら、市販のサビ取りゴムを使って磨くように落とします。ナイロンたわしを使用すると、表面に施されている加工も落としてしまうので使わないようにしましょう。磨き終わったらクレンザーを水でよく落とし、水気をしっかり拭き取ります。

お酢につけて落とす

酸化した鉄が酢で分解されることを利用すれば、サビを落としやすくなります。サビ部分が浸るくらいの容器に酢をいれ、包丁をいれます。サビの状態によって数時間から1日程度つけたら、容器から取り出しブラシでこすります。サビがとれたら水洗いし、水気をよく拭き取りましょう。

耐水ペーパーを使う

耐水ペーパーはいわゆる紙やすりです。耐水性のある紙やすりを使ってサビをこすり落とす方法です。大きなサビの場合は粗め、小さいサビであれば細かめのペーパーを使いサビを落とします。紙やすりを使うのは、砥石で研ぐのと同じ原理になるので、耐水ペーパーを使って、水で濡らしながら使うことが重要です。

包丁にサビがつかないようお手入れしよう!

包丁の素材である金属類にはサビがつきものですが、適切なお手入れを続けることで、その発生を最小限に抑えることができます。お手入れは毎日すること、月1回にすること、長期間保管する際にすることとあるので、お手入れを習慣づけることで、快適に包丁が使える状態を維持するようにしましょう。

それでは具体的なお手入れ方法を見ていきます。

毎日のお手入れ

毎日のお手入れの基本は、使用後には必ずよく乾かすことです。使用後、中性洗剤で汚れをしっかり落としたら、水気を乾いた布巾でよく拭き取りましょう。すぐに扉の中のラックなどにしまうのではなく、風通しのよい場所で乾燥させることも効果的です。刃と柄の付け根部分には汚れや水分がたまりやすいので、とくにしっかりと拭き取りましょう。

月に一度のメンテナンス

包丁の状態を維持するためにも月に一度は研ぐことが重要です。簡易的な包丁研ぎ機もありますが、できれば砥石を使って刃の状態を見ながら研ぐのがおすすめです。包丁を研ぐ場合、砥石は事前にしっかりと水に濡らしておきます。

包丁は砥石に対して45度傾けたところから、さらに15度ほど起こした状態で研ぐのがポイントです。包丁の刃と刃物の中程の部分を押さえ、奥に動かすときに力を入れるようにして研ぎましょう。両面を数回繰り返し、刃返りとよばれるバリがなくなったら完成です。研ぎ終わったら、包丁をよく洗い、水分をしっかり拭き取って保管しましょう。

長期間使わない包丁は?

もし長期間使わないような包丁があった場合は、清潔に洗って乾燥させた後、刃物用のオイルやオリーブオイルなど、ベタつきの少ない油を薄く塗って保護したうえで保管するようにしましょう。オイルを塗ったあとは、乾いた新聞紙やキッチンペーパー、布巾などに包んでおくのが効果的です。できれば時々取り出して状態を確認し、必要であればオイルを塗り直すなどのお手入れをするようにしましょう。

まとめ

この記事では、包丁のサビについて適切なお手入れと保管方法について解説しました。包丁がサビてしまうと、衛生面での不安や切れ味への影響が出てくるうえ、毎日調理する方にとっては、調理のモチベーションにも関わることです。できるだけ、毎日のお手入れを習慣づけることで、サビを予防するのが望ましいでしょう。この記事を読むことで包丁の特性を知り、メンテナンスを習慣づけてはいかがでしょうか。

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