包丁の買い替えを検討するべきタイミングについて解説!

公開日:2022/07/27  

最近切れ味が悪かったり、使い心地がしっくりこなかったりするときは、包丁の買い替えのタイミングかもしれません。ただしメンテナンス次第で切れ味は復活するため、試さずに処分してしまうのはもったいないといえるでしょう。ここでは主にステンレス製洋包丁の寿命やメンテナンスの方法、処分する場合の注意点についてお話しています。

包丁の買い替えを検討するべきタイミング

包丁には洋包丁と和包丁があり、一般的には刃の付き方で見分けます。ご家庭にありがちなのがステンレス製の洋包丁。サビにくく適度な重さがあり、メンテナンスの手間がかからないのがステンレス製の特徴。両面に刃がついており、押しても引いても切れるのが洋包丁の特徴です。

柄の不具合は買い替えのサイン

和包丁なら柄の付け替えは簡単なのですが、ぐらつきなど握ったときに違和感が出てきたら、その洋包丁は寿命と考えましょう。柄の交換は洋包丁でもできますが、かなりの費用がかかるうえ、数千円の洋包丁ならそこまでして使い続ける価値はありません。柄の不具合は思わぬ事故にもつながるので、もったいないという気持ちはこらえて新しい包丁に買い替えてください。

和包丁なら長持ちする?

柄の交換が難しい洋包丁に対して、交換しやすいのが和包丁です。その分長持ちするとはいえますが、鋼製のものはサビが浮きやすく切れ味も落ちやすいので、プロでもない限り使用は一般的ではありません。

本格的に魚を調理したいなど和包丁のメリットを活かしたいなら、鋼製ほどの切れ味は期待できませんが、おすすめはステンレス製のものになるでしょう。

包丁の寿命を延ばすコツ

ネギのみじん切りがつながってしまったり、鶏肉の皮がスパッと切れなかったりと食材によって切れ味の悪さを感じるようになっても、その包丁に寿命がきたわけではありません。

切れ味が悪くなった包丁にまず使うべきはシャープナー、手動のものと電動のものがありますが、どちらを使っても簡単に切れ味が復活するでしょう。手動のものは刃を挟み込み、10回程度引く動きを繰り返して使います。電動のものは、回転する砥石に刃を当てます。

切れ味が復活しなくなったら?

シャープナーで切れ味が復活しなくなったら、次に試すのは砥石を使う方法です。しかし包丁を砥石に一定の角度で当てなくてはならないなど、使いこなすには慣れが必要なので、プロに任せて研いでもらうのもよいでしょう。日頃のお手入れはシャープナー、切れ味が戻らなくなったらプロに任せることで、包丁の寿命はずいぶん伸びることでしょう。

柄の寿命を延ばすには?

最初にお話ししたとおり、ステンレス製の洋包丁の寿命は柄の状態に左右されます。柄の大敵は水分のため、洗ったら柄の部分の水分をふき取る習慣を身に付けることで、寿命はずいぶん伸びることでしょう。保管する場合も水分はよくふき取り、乾燥した場所に置いておくようにしましょう。

和包丁の寿命を延ばすには?

鋼製の和包丁はサビが出てしまうとお終いです。ひどい場合は研ぎなおしても、直ることはないため、使用後は完全に水分を取りましょう。また新しい包丁ほどサビやすいものです。頻繁に研ぎ直すことで、次第にサビに強くなるため、新しいうちは手入れをまめに行うようにしましょう。

包丁の正しい処分方法も知っておこう!

柄がガタついたステンレス製洋包丁は、残念ながら処分するしかありません。自治体によって不燃ゴミか危険物のいずれかに分類されるので、ルールにしたがって捨てましょう。

ただし、そのままゴミ袋にいれてしまうのはあまりにも危険です。コンクリートなどに叩きつけて刃をつぶし、厚紙や段ボールで覆ってから、包丁であることを明記して捨てるようにしましょう。

未使用の洋包丁なら買い取ってもらえるかも?

寿命を迎えたものなら難しいですが、未使用のものならリサイクルショップへ持ち込む方法もあります。期待できるのはブランド物の包丁、グローバルや藤次郎、関孫六、ミソノなど国内ブランドや、ツヴィリングやグレステン、ヴィクトリノックスなど海外ブランドのものなら、高価買取も期待できるでしょう。

鋼製和包丁なら専門の買取ショップもあり

プロの料理人さんが使うような和包丁なら、専門の買取ショップも存在しています。少々の使用感なら問題なく買い取ってもらえるでしょう。高価な包丁ほどショップの査定力が重要になるため、適当なリサイクルショップに持ち込むのは避け、専門の買取ショップに相談しましょう。

まとめ

家庭用のステンレス製洋包丁は、刃より柄の方が早く寿命が訪れます。刃はシャープナーや砥石を使うことで、柄は普段から水分を拭き取る習慣をつけることで、寿命を延ばすことができるでしょう。

また寿命を迎えた包丁の処分には、充分な注意が必要です。地域ごとのルールに従うのはもちろんのこと、事故につながらないよう刃をつぶし、段ボールなどでくるんでから捨てましょう。

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